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2019年2月11日 (月)

顔真卿展(東京国立博物館)に行く

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2週間ほど前でしたか、日経新聞を朝早く出社して読んでいる時、私の履歴書等載っている最終ページに、中国・唐時代の書家「顔真卿(がんしんけい)」の作品展が東京上野にある国立博物館で開催されていることを知りました。

顔真卿といえば、高校時代に芸術科目で「書道」を取っていたのですが、中国の古代書家の残した字を臨書していた時、一番好きだった書家でした。力強くて、端正で躍動感あって。
顔真卿は、書家である一方、有能な官僚でもありました。玄宗皇帝の時代に起こった安禄山史思明の乱を平定するため、一族挙げて戦い、高校の世界史の教科書にも出てきます。

聞けば、この展覧会、大変な貴重な作品で、日本では初公開される顔真卿の肉筆「祭姪文稿」が展示されるとのこと。台湾の故宮博物館でも、劣化を恐れて10年に1度しか公開されないらしく、母国からも、この国宝を一目見ようと来日を計画している人もいるらしい。

自分も、仕事の忙しさが静まる3連休を狙って行こうと思っていました。

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連休3日目の朝は、再びあいにくの雪でした。
折角中日に雪を払って綺麗に洗車したアコードワゴンには、再び雪が積もってしまいました。

結構混んでいるとのことでしたので、少々の雪は、人が少なくなって却って幸いと期待して、TXに家内と乗りました。

北千住で乗り換え、久しぶりに上野動物園や数々の博物館のある上野公園にやってきました。
国立博物館は、一番奥です。

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9時半開館、やってきたのはちょうど10時でしたが、既に長蛇の列。外で30分待ち。中では1時間待ちで、今回の展示の目玉である「祭姪文稿」を見ることができました。

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これが、その祭姪文稿です。
安史の乱の際、一族の若者を供養した文章の草稿だとのこと。

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その他、高校時代に臨書した「千福寺多宝塔碑」や「顔氏家廟碑」の拓本もありました。
当時の金子聴松先生の朴訥とした授業を懐かしく思い出しました。

中国からの観光客も非常に多かったです。

家内も書道の先生として、顔真卿をよく臨書していて、いろいろ解説してくれました。
印刷で使っている「明朝体」は、顔真卿の書をベースに作られたものだとのこと。

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この展覧会は、顔真卿だけでなく、中国の書道の始祖とも言える王羲之や、その後の初唐の三筆「虞世南、欧陽詢、褚遂良」の作品、顔真卿以降の書家たち、そして日本の空海を始めとする書家たちの作品を一堂に見ることができます。
まさに、書の歴史を一望できる素晴らしい展示会でした。

家内の属している団体の書道展に行っても退屈してしまうのですが、この展示会は歴史を学ぶことができるので、とても勉強になりますし、面白い。

台湾や中国のネットでは、なんで日本なんかで、これほど貴重な作品が展示されるんだ?という非難轟々の嵐らしいですが、家内曰く「日本ほど、顔真卿を始めとする中国の偉大な書家に敬意を抱いてきた国はない」

偉大な人が残したものは、人類共通の宝です。そこから多くのものを、多くの国の人が学んできた。
この事実を、忘れないでほしいと思います。くだらない感情論を出す人たちに対して。
(トランプ以降、低級な人間の声が幅を効かせているように感じられます。匿名の無責任なネット社会の悪いところが人類を逆に退化させるんじゃないでしょうか)

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唯一写真撮影が許された作品です。

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作品観賞後は、疲れて、併設されているレストランで昼食を家内と食べました。ホテルオークラが運営しているとのことで、特別展記念メニューを注文しました。ひとり2,300円。高かったけど、本当に美味しかったです。

帰りは、北千住のルミネと丸井で、家内の靴と洋服を買うのに付き合いました。
足のサイズが大きい家内は、合う靴が東京まで出ないと売ってないので、いいものが見つかったと大喜びでした。
自分も、丸井の中にあるJ.Pressとブルックスブラザーズ、NewYorkerで物色しましたが、これはと思うものもなく、何も買いませんでした。

帰ってからは、かかとがまだ痛かったのですが、10km走りました。走っているうちに痛みが消えた気になっていましたが、今、再度痛み出しています。
今年は、きちんと走ることに向き合おう。

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コメント

こんな本格的な特別展には行ったことがありません。
(子供の出品した作品を見に行っただけです。)

PC時代で、読めてもなかなか書けない漢字。
字の上手な人って、いいですよねぇ~。
記帳する際、前の人が超達筆だと凹んでしまいます。

投稿: ひゅうが・のったり | 2019年2月13日 (水) 15時58分

ひゅうが・のったりさん、いつもありがとうございます。
漢字を忘れるって、よくある話ですよね〜 私も自分で字を書くのは、仕事用の大学ノートにメモ書く時だけですので、字は益々汚くなっていってます。
今回、古代の書家が華麗な字を書かれているのを見て、憧れを感じました。

投稿: CoupeCamper | 2019年2月14日 (木) 06時34分

先日、栃木で水族館に行った際にインフォメーションコーナーに各地のミュージアムのパンフレットが置いてあり、ちょうどこの特別展に興味を持ってパンフをもらってきたところでした!

残念ながら出かけられそうにないのですが、中学の頃、まさに明朝体のような字を書く先生がいらして、感動したのを思い出しながら眺めていました。

投稿: nyapon | 2019年2月16日 (土) 16時35分

nyapon さん、いつもありがとうございます。
久々の本格的な美術館だったように思いますが、なかなか良かったです。
実は、今日は別件があり、今、千葉の美術館に来ています。
書道展にも入ったのですが、先週の顔真卿展で見たことが、教科書のようになり、いつもより楽しく見られました。

投稿: CoupeCamper | 2019年2月17日 (日) 10時48分

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